高校生の頃、部活動がないときは16時28分発の電車に乗れます。何かのイベントとかで授業が少なく早めに終わったときはさらに早い15時15分発の電車(通称15時電)に乗れる可能性がありました。15時電は快速なので、出発時間の差以上に早く帰ることができるので、それに乗れると少し楽しい気分になれました。しかし、その電車に乗るには、学校から駅まで歩いて行っては間に合いません。走ってぎりぎりまにあうかどうかといった時間になることがほとんどでした。早く帰りたいとかという強い理由もないので、1本遅れて16時電に乗っても良いのですが、翌日の勝負を賭けて走った、ということが何回かありました。そのころ、毎月の定例会ではリーグ戦形式で対局していました。その勝負に勝つか負けるかを、走って(15時電に)間に合うかどうかに賭けていました。15時電に間に合うことはリーグ線とは全く関係ないことだけれど、15時電に間に合えばリーグ線でも勝てる,という根拠の無い「何か」を信じて走ったことがあります。高校生時代に、3回くらいそんなことがあったと記憶します。そして、その3回については、全て15時電に間に合い、かつ翌日のリーグ戦に優勝したということを覚えています。当時は、15時電に間に合った効果だと漠然と思っていました。勝負に勝つには、当然ながらまずは実力(確率),そして実力を発揮できるように体調管理するなど、いろいろな要素が絡み合うものですが、
そのときのように(15時電に間に合うように走ることで勝負に賭けるといった)運を呼び込むような行動も必要なんだなと、若いながらに思ったものです。15時電に向けて走ったことは数えるくらいでしたが、それ以外に例えば、自転車で遠いところ(40Kmくらい)まで往復で行ったりとか、自分の体力・気力に挑戦するようなことをしたとき、なんとなく調子が良かったような気がします。