弱い者ほど早く結論を出したがる

弱いうちは、わからないままなんとなく勝てる気がして、ズバッと切り込んでいくのですが、所詮は無理。ヒョッとしたら・・・では勝てません。「弱い者は結論を先に出したがる」というのは勝負の金言であり、鉄則です。待っていられる、というのも実力のうちです。弱い人は待っていられない。どうしても結論を早くだしてしまう。男と女の問題でも、だいたい惚れて弱みのあるほうが先に感情を表に出してしまうものです。

「待つFX」という本もあるくらいです。(もちろん持ってます)この本に限らず、チャンスが来るまで「待つ」というのは、いろいろなセミナーなどでも言われているところですが、それがなかなかできない。
できない理由は主に2つ。
1)待つべきところと仕掛けるところの判断ができない
ルールをしっかり定義できればこれは解消できると思いますが、このルールというのがくせもので、多くの制約を設けたルールだとなかなかENTRYできないし、甘々な条件だと負けてしまう。負けて、ルールを追加していくと、だんだENTRYできなくなってしまう・・・悪魔のサイクルとでもいうべきか、こうなるとルールを増やしていいか減らすべきかわからなくなります。では、解決策は・・・ルールを決める・変更するときの条件として、単発的な判断をしないということです。1回の勝ち負けで、そのルールを評価せず、1週間とかある一定期間内の勝敗からその是非を判断するのが良いと思います。
2)仕掛けないと「またチャンスをのがす」と思ってしまう
このような精神状態をポジポジ病とよく言われます。でも私は、実はそれほど悪いことと思っていません。なんでもかんでもENTRYしてとにかくポジションを持ちたい,という感情は良くないと思いますが、弱気になって控えるようなことが多いのでは、心が後ろ向きになっている感じがします。ENTRYしなければ負けることはありませんが、勝つこともありません。あくまでも心は前向きで攻めの姿勢,すぐにでもポジションを持ってやる!というスタンスで、そんな中で冷静にタイミングを待つ(ルールの成立を待つ),という状態が良いと思います。ENTRYを避けてばかりいると逃げの精神が宿ってしまい後ろ向きな精神状態になってしまいそうで怖い。むしろ、いつ何時でもポジションを持ってやるぞ,しかしルールに外れるから今はもてない,もう少しだけまってやるけど、条件が合ったらすぐにENTRYしてやるからな!といった気概でいることが必要だと思っています。