VOL.1 パーフェクトオーダールール・最適条件からの追加検討

パラメータ設計で最適条件がでたものの、満足のいく成果にはいたりませんでした。次は制御因子を見直して次の実験VOL.2に進むのですが、どのような条件を入れるのかを決める前に、VOL.1の実験からまだ得られる情報があるはず。それを絞り出すために、追加検討しました。

実験では、合計損益,勝率,取引回数、STOP回数という4つの指標を評価しましたが、そもそも勝ったPips数の絶対値が小さいと利益をのばせません。そこで、勝ちPips数の要因効果を確認してみました。

確認実験による再現性の確認は問題なさそうです。要因効果図では、RCIの影響が最も大きいとでています。そこで、最適条件からRCIのみを勝ちPips数に良い条件(水準1=RCI判定しない)に変更してシミュレーション計算してみました。最適条件との対比がしやすいように並べて表にしてみました。

取引回数が増え勝率は悪くなりましたが、合計損益が向上しました!
勝ちPipsが3倍以上になったので、最適条件よりも改善の可能性がありそうです。

この条件を基本に追加でいくつかやってみると、126MAの制約がないほうがよさそうでした。計算結果を表に示します。

合計損益,勝ちPipsが良くなりました。勝率は変わりません。取引回数が増えましたが、当然こっちのほうが改善の可能税が高いと思えます。
この条件を基本ベースにして、次の実験を検討することとしました。