品質工学にはいくつもの手法があります。それぞれの分類毎に計算式や考え方は大きく異なります。
品質工学という手段の体系のひとつに、MTS(MTシステム)があります。
そしてMTシステムも計算方法によっていくつかに分類されます。
MTシステムは、どちらかというと製造工程に近い位置で使われることが多いので、工程で収集したデータがあれば、とにかく一度使ってみることは可能です。計算だけはできるので、一番取り組みやすい手法ともいえます。
MTシステムについて勉強したいとき、
私のおすすめする本は以下の通りです。
・入門MTシステム
計算方法などわかりやすく解説されており、実際に使ってみたいときに有効です。自分で計算式を入力してEXCELやプログラミングしたい人にオススメです。
・田口玄一論説集 第4巻
田口先生が執筆されてこられた論文などが古い年代から全て掲載されています。考え方の原点を知りたい人にはオススメです。ただ、値段が高いこととページ数が多いことから、よほど情熱のある人でないとダメかも。
・MTシステムにおける技術開発(品質工学応用講座)
MT法の事例が多く掲載されています。MT法を使ってどんな事例があるか、その概要を知りたい人にはオススメです。ただし、少し古い刊行のため、その後に開発されたT法の事例はありません。
もっと詳しく知りたい方へ
実務に取り入れたい方は、こちら をご参照ください。