Moving Average (移動平均)は、
たぶん一番多く使われているインディケーターです。
計算式は簡単で、
平均値を順に計算しています。
Moving Average の頭文字をとってMAと表現することが多いです。
例として、5MA(5個のデータによる移動平均)の計算式を示します。


現在位置(y1)を含めて5ポイント遡ったデータで計算します。
一般的な移動平均というと
下式のように
前後のデータの平均値で平滑化すると思いますが、
過去のデータを使って計算するところがポイントです。
(未来のデータが不明で「未確定」にするわけにはいかないからです)
n数が大きくなるほど古いデータまで遡って計算することになるので、
現在値とのタイムラグが大きいという認識をもつ必要があります。

普通に平均値を計算するMAは、
正確にはSMA(Simple Moving Average=単純移動平均)
と呼ばれていますが、
標準的な移動平均なので単にMAと言うことが多いです。
標準以外の計算方法として、
EMAがよく使われます。
EMAはExponential smoothed Moving Averageの略で、
日本語で言うと「指数平滑移動平均線」
直近の値を2回分加算して急な変動に追従し易くした計算式です。

移動平均線は終値を使って計算されていますが、
終値は時間で区切ったときに
たまたまそこで終わった値であり、
MAXとMINの平均が良いかもしれません。
しかしこれも、瞬間的に変動した値なので、
時間軸に対する密度が薄いこともあり得ます。
短い時間軸の値を集めて平均するほうが
より正しい平均だといえそうです。
しかし、
トレードに使う場合は、
一般的なものを使うべきであり、
何が正しいとか学術的な意見よりも、
多くの人がどれを使っているか、
ということのほうが重要です。
期間の設定でも
20MAなのか21MAなのか?
みたいな細部は
実践しながら「合う」と思ったほう
を使えば良いと思います。
移動平均線、私は
10EMA,21MA,75MAの3本を使っています。
10EMAは最初使っていませんでしたが、
最近よく見かけるパターンでは、
10EMAに抑えられて下落する形状がよくあります。
その形を見ると少し安心できますね。
下図は、ローソク足が21MAを割ってからずっと
10EMAに抑えられながら下げている
わかりやすい形でした。
なお、10EMAはボリンジャーバンドの1σとも
一致しやすいという特徴もあるようです。
