電気代が安くなりますよ。
そんな言葉がいきなりくると怪しいと思うかもしれません。
でも、冒頭ではなく話の流れに出てくると、警戒心が薄れるかも。。
今回はそんな事例(実話)の紹介です。
夕方、電気料金の明細について確認したいという来客がありました。
t:「電気料金の明細が届かないことはありませんか?」
電力会社が明細送付を他社に依頼している場合にそのようなことが起こるとのこと。
t:「普通の使用者の場合は大丈夫ですが、農業用に200vを使用しているところでは
使用量を通知する葉書が届いてない場合があるようなんです」
ほ-、そんなことあるのか。。と思いながら聴いてみた。
t:「電力会社から直接、明細葉書を送付する場合は問題は起きていませんが、
明細送付を他社に委託している場合に、明細が届かないケースがあって、、」
t:「農業用に別電力を使用しているところに多いので、家の外観をみて、農業用に
電気を使っていそうかなと思い、来てみました」
訪問してきた人は、その委託会社の人で、合同会社totto 電力事業部の人でした。
私:「明細はちゃんと届いてますから問題ありませんよ」
t:「なら良かった。問題ありません。私の用事は以上です」
あぁ、話は終わった。簡単な話で良かった、と思ったら、
t:「あと10分だけ時間をください・説明したいことがあります」
私:「どうぞ」
t:「電力会社から明細を送ると、その分だけ料金がかかっていますが、
外部委託されている場合には10%程料金が安くなります。
多くの農家さんには契約していただいてます。ここも200vで
電気を多く使っているようなら、外部委託に変更しませんか?」
私:「なるほど。明細送付会社の変更だけで料金が安くなるんですか。
最近電気料金が上がっているから、いい話ですね」
t:「では、今からこの書類にサインしていただければ、次回から
電気料金が安くなります」
でも、ちょっと待てよ。。
そんな理由で10%も電気料金が安くなるのは何故?
どんな契約システムで安くなるのか?
電力の自由化のあのパターン?
※NTTの光コラボで、何度も「NTTからこっちに変えませんか?」という
電話がかかってきたことが重なって思い出された。
私:「電力の自由化でコンビニ電力とかもあるけど、それ系の話ですか?」
t:「いいえ違います。あくまで明細葉書の発行会社の変更だけです」
違うのは分かったよ。でも、なんでそれで10%安くなるのか?
普通、光コラボにしても、そういうパンフレットとかで説明してる。。
私:「そのへんを詳しく説明したパンフとかありますか?」
t:「あります。パンフのほうは担当者が別なので、改めて別の担当者から
お渡しすることはできます」
私:「では、書類へのサインは、そのパンフを見てからにさせてください。」
t:「わかりました。では後日、別の担当者に郵送させます。」
このやりとりがあってから、いまのところまだパンフは届いていません。
届いたら続編を追記します。
その間、余裕ができたので合同会社tottoをググってみました。
全国法人リスト
会社リサ-チ
みんなの電話帳
考えてみれば、株式会社でも有限会社でもなく「合同会社」。
会社のホームページは無く、他社のリサーチ情報のみ。
もらった名刺の電話番号でググると、詐欺の情報がでてきた。
あのときサインをしていたらヤバかったかも、、と思い返します。
参考まで。