今取り組んでいることに対して、
「どれくらい時間をかければ目標達成できるんだろう?」
と考えたことはありますか?
今回の記事は、
そんな疑問にたいする
ひとつの答えになるかもしれません。
どれくらい勉強すればタイトルを取れるか
2020年2月のNHK「将棋フォーカス」で、
プロ棋士 永瀬拓矢 二冠 の特集が放送されていました。
久しぶりに「これは保存しておきたい」と思える内容だったので、
思わず録画に削除ロックをかけたくらいです。
何がそれほど感銘をうけたのか。
それは、永瀬二冠の勉強に対する姿勢でした。
番組の中で、こんな質問がありました。
「どれくらい勉強すればタイトルを取れるようになりますか?」
それに対して永瀬二冠はこう答えました。
「約2万時間勉強すれば、タイトルを獲れるくらいになると実感しました。」
さらにこう続けます。
「1日10時間勉強すれば6年くらいですかね。」
この言葉が重いのは、
実際にタイトルを獲った人の“実感”だからです。
理論とかではなく、
トップ棋士が実体験として語った言葉だから、
説得力があります。
集中力を維持できるか?
ここで疑問が出てきます。
一般的に、人間が深く集中できる時間は
2~3時間程度と言われています。
つまり、
「1日10時間勉強する」
といっても、
- 途中に休憩を挟みながら
- 複数回の集中時間を作る
という形なのでしょう。
生活の中で、それだけの時間を確保する、
プロ棋士なので、時間をそういうふうに使うことは可能ですが
毎日10時間、集中する-
とても大変なことだと思います。
勉強を切らさないことも大切です。
いといろな理由で、勉強時間がとれない時もあるでしょう。
それでも、できる限り
1日の中に1時間でも2時間でも勉強時間を入れ込む。
一度、頭が将棋から離れると、取り戻すのに時間がかかる。
そういう私生活の細かい努力の積み重ねを
6年間続けたということです。
米長邦雄の努力の基準
実は、将棋界には似たような話があります。
永世棋聖である
米長邦雄 のエピソードです。
米長邦雄は
中学生の頃から
約1万時間将棋を勉強したことで
プロ棋士になったと言われています。
さらに興味深いのは、
米長邦雄の兄の話です。
兄は高校1年の夏から、
- 毎日5時間勉強
- 学校では寝ていた
という生活を続け、
6000時間の勉強で東大に合格した
と言われています。
これらの話を並べてみると、
一つの目安が見えてきます。
6000時間
→ 他人から認められるレベル
1万時間
→ プロレベル
2万時間
→ トップクラス
これは、心理学でよく言われる
「1万時間の法則」
とも重なります。
もちろん単純ではありませんが、
一つの目安にはなるでしょう。
ただし、時間だけではダメ
しかし、ここで重要なことがあります。
将棋にはこんなことわざがあります。
「ヘタの考え休むに似たり」
つまり、
ただ考えているだけでは強くならない
という意味です。
初心者が自己流でいくら考えても、
成長には限界があります。
必要なのは
・定跡を学ぶ
・手筋を覚える
・強い人に教わる
・プロの棋譜を研究する
こうした正しい情報を取り入れることです。
そしてその上で、
自分の頭で考え抜く。
この繰り返しが大切です。
これは、将棋に限らず、いろいろな分野でも同じ事がいえると思います。
たとえば、FXの例で示してみましょう。
まずは正しい知識を知る
・ローソク足の意味を知る(1本、2本、チャートパターン、ダウ理論)
・インディケーターを知る(MA程度でOK)
・勝ちトレーダーに教わる
・勝ちトレーダーのトレードを研究する
その上で、自分のルールを決めて
ひたすら実践と反省,研究を繰り返す。
それを6000時間こえた頃には
勝てるようになっているはずです!
まとめ
「どれくらい勉強すればいいですか?」
と聞かれたら、
私はこう答えることにしようと思っています。
「とりあえず6000時間」
それくらい積み重ねれば、
- 周囲から実力を認められる
- ひとつの世界で通用するそのレベルには到達するのではないでしょうか。
そしてさらに、
トップクラスを目指すなら
永瀬拓矢二冠の言う
2万時間
という数字が、
現実的な目安なのかもしれません。
努力は裏切りません。
ただし、
「正しい努力を、十分な時間続けた場合に限る」
というところが注意点です。
さて、
あなたが今取り組んでいることは今、
積算で何時間くらいにきていますか?
計算してみると・・
目標達成への道のりの、どの辺まできているか
ひとつの目安になるかもしれません。