参考になるコメントが多い本でした。難点は、読み終わってから「では何から手をつけるか」と考えたときに、具体的に何をすれば良いかすぐに思いつかないことです。たぶん、第6章にそのイメージが(著者には)あると思うんですが、読者がそこを見て行動できるかは疑問。文中にあるように「何をしたいか、まずは自分でしっかりリサーチしなさい」ということでしょう。まずは「人生に必要な4つの時間」を意識して前に進むことで、自分の時間が動き出すだろうと思いました。
第1章:日常の習慣・行動を変えれば、才能や運は作れる
「成功する人」に共通することは、たったひとつ──
その共通点とは、「自分の思考をいかに『成功者の考え方』に変えられるかどうか」
「思考を変える」工程として、次の3つのステップを意識してみてください。
①思考を変えると、行動が変わる
②行動を変えると、習慣が変わる
③習慣が変わると、結果が変わる
現時点で成果が出ていないのであれば、それはあくまであなたのおごりであり、幻想です
仮にあなた自身が素晴らしい素質を持っていたとしても
今のあなたには何かしらの能力が足りていない、努力が足りていないということ
あるいは努力する方向が間違っているということ
だからいま成功できていない、その事実を、まずしっかりと受け止めましょう
あなたが何かの目標を持ったとします
そうしたら、その目標を達成するために、自分の行動や口癖を変え、習慣化させていく
そして、習慣化によって、自らの目標としていた行動を、無意識のレベルにまで落とし込むこと
「難しい」と思ったら負け
そのためには、何ごともまず「自分にも簡単にできる」と思うことが必要
「難しいからできないかもしれない」と思ったら、まず確実にできません
「0・2%か。それは厳しいな」と思ったあなたは、そこに到達するのは難しいでしょう
思考が「難しい」と思ったら難しくなってしまう
「1000人中、2人しかいないのか。じゃあ自分は無理だ……」と思ったらそこで終わり
「自分は1000人中、998人があきらめてしまうことをやればいいんだ!」
と考えるべき
理想を持つ
目標達成のために、成功している人と自分との間にある差を知ること
うまくいく人とうまくいかない人の間には、必ずなにかしらの「差」があります
野球がうまくなりたくても、素振りの練習をしているだけでは、ホームランが打てないのと一緒
ゲームでもなんでも、攻略法を知っているのと知らないでやみくもに行動するのとでは、
まったく成功に至るまでのスピードや必要とされるエネルギーが違います
まずは冷静に、憧れる人と自分の「差」を認めましょう
もしも自分では「差」がわからないようであれば、自分の身近にいる「理想」に近い人に
「なぜ自分が成功できないのか」とその理由を聞いてみましょう
まず、失敗する人の多くは、「リサーチと分析」が圧倒的に足りていません
何か新しいことを始めるときには、300人以上から情報を集めるようにしています
「知っている」と「できる」には知識の違いがある
「知っている人」と「実際にできる人」との間には、5段階のレベルの差がある
1.その知識やスキルを知っているのか
2.その知識やスキルを理解しているのか
3.その知識やスキルを自分でやったことがあるか
4.その知識やスキルを自分一人で再現することができるのか
5.その知識やスキルを他人に教えたことがあるのか
アウトプットする量は、インプットにかけた時間の3倍が理想的
例)1冊の本を1時間で読んだなら、その本のレポートを3時間分書く、あるいは3人に話しする
3倍にできないということは、まだその知識をインプットできていないということ
反復して実践する必要があるのは、自分に足りない部分を知るため
習慣が身につかなかったときの対策
1.やり方を変える
なぜそのやり方がダメだったかを分析する
2.自分の退路を断つ
3.一度立ち止まってみる
「どうして自分は頑張っているのだろう」「どうして自分は成功したいんだろう」
自分の道を確信する「じゃあ、それを手に入れるためにいまを頑張ろう」
4.自分の理想の生活を体験してみる
自分が理想とする生活や手に入れたいと思っているモノを、リアルに経験してみる
落ち込んだ回数が多いほど、人間は成長できる。
肝心なのは、落ち込んだときにどんな行動を取るかということ
謙虚に考えて分析するべき
壁にぶつかったり、落ち込んだりしたときは、「自分が成長できる良いチャンスだ」
マイナス感情はすべて無視する
自分がなりたい人の「コンフォートゾーン」(快適な領域)に近づける
1.環境を変える・・・成功者と同じ行動を繰り返す
2.セルフトーク・・・自分自身と頭の中で会話し,理想とするコンフォートゾーンを作り上げる
「成功者ならこういう行動をとるだろう、こういう考え方をするだろう」
第2章:実際に動けるようになるための思考
「適切な行動」を「適切な順番」でおこなう必要がある → 賢者の思考
稼ぐ額に差を作る最も大きな要因は、「お金の稼ぎ方」
・年収 300万円→自分の時間と体を使って稼ぐ
・年収1000万円→求められた以上の価値を提供して稼ぐ
・年収3000万円→仕組みを使って稼ぐ
年収3000万円以上を達成する方法
1.組織の中で高給を得る→稀
2.起業する
3.投資家になる
結果が出ない人は、「有言実行」でなく「不言実行」に切り替えること
ビジネスの基本はTSM
T(丁寧に)S(慎重に)M(漏れなく)
人がやらないことをできるだけやる
やったことがないことに挑戦して自分の幅を広げる
・イチから新規のビジネスを立ち上げてみる
・投資をする
・マーケティングを学び自動でお金が入る仕組みを作る
・人生において楽しいことをする
・本を出版する
・旅に出る
「パクる」のは悪いことじゃない
最初のうちはとにかく、成功している人のノウハウをそのままコピーすることが大事
・貧乏な人→マネするのは悪いことだと思っている
・普通の人→少しだけマネする
・お金持ち→全て完璧にマネる
ビジネスは武道と一緒、最初は型を覚えることが重要
人と比べた時点で負けている→人生はレースではない、自分との戦い
現状と理想の将来を紙に書き出してみる
左のページに現状
右のページに将来
知識を定着させるための方法
対面→対話→動画→音声→文章の順
会話で大事なフレーズは「たとえば」「なぜ」
成功者たちは、たとえ騙されても、失敗しても、うまくいかなくても全て自分の責任
そう思うことは彼らにとってはあたりまえであり、ごく普通の考え方
成功者は常に自分がプラスでいられるかどうかを第一に考えているし、
いい状態をキープする工夫も大切
他人に悪口を言われても気にしない
影響力は全くないので無視するに限る
成功している人は人の批判をあまりしません。
人の批判をしている時間があるならば、自分の将来が良くなるようなプラスの時間に使った方が良い
大金持ちの動機付け”やりたくないことリスト”
貧乏な人→目標や夢が無い
普通の人→やりたいことリストがある
お金持ち→やりたくないことリストがある
量からしか質は生まれない、量だけは誰にも負けるな
1.質はまず考えないこと
2.早く多くやること
とにかく3ヶ月死に物狂いでやれ
「みんなが頑張っていない時に頑張る」
普通の人と差をつけたいなら人並み以上の勉強をすること
みんなが遊んでいるときに、将来に向かっての自己投資に時間を使うということ
何かひとつを凡事徹底して続ける
1.選択すること
2.集中すること
お金を稼ぐ=みんなの為でもある
批判する人は基本的に負け惜しみや嫉妬がほとんど
そのような人たちに耳を傾ける時間は不必要
第3章:すべての行動を「時給」でとらえる思考
人生に必要な4つの時間
1.最低限の時間
寝る、食べる,働く、家事育児など
人間として生きるために最低限やらなければならないこと
2.目標達成のための時間
いまの自分を変えるためにやるべきこと
3.人生を楽しむための時間
(月収100万円を超えたら作って良い,
安定して稼げるようになったら、仕事を徐々に減らしていく)
4.やらなくていいことをする時間
1日の中で無駄に過ごしている時間=だらだらとスマホやテレビを見る、ゲームをするなど
まだ結果がでていない間は、1と2に集中すべし
記憶のひきだしをたくさん作って面白みのある人間になる
「お金を稼ぐ」ということの3つのパターン
1.貧乏
年収300万円前後,お金を稼ぐためにはその分たくさん時間を使って働く」
2.普通
年収300~1000万円,自分の価値提供と引き換えに対価を得る
3.お金持ち
年収1000万円以上,「時間が最大の価値」自分の価値を高めることに注力することで
短い時間でも大きな収入を得ることができる
時間をDSR-断捨離することでビジネスは成功する
目標達成に関係の無い予定に関しては断る勇気が必要
対策案は、予定を入れておくこと
自分の時給を常に意識する
第4章:一流の人から学ぶという思考
いま行動を起こせないのは、「人間関係の質」のせい
結果を出していない人が周りにたくさんいるのなら、
その環境は、あなたが本当に得たい結果の障害になっている
自分と同じように結果を出していない人を見渡して「自分もこれでいいや」と思っているせいで
モチベーションが上がらない
環境を変える必要がある
人間関係を2種類作る
年収を上げたかったら、年収の高い人たちと付き合うのが最も効率のいい方法
なるべく早めに「自分よりステージが上だと思う人に会いに行く」
第5章:お金ときちんと向かい合う思考
金持ちに共通する5つの特徴
1.余裕がある
2.コミュニケーション能力が高い
3.おしゃれである
4.嫉妬、妬みに慣れている
5.お金に対して執着心がない
世間から一歩抜けたポジションになるには、やはり年収3000万円以上必要
年収3000万円以上になると、あらゆるメンタルブロックが外れる
収入の最低20%は自己投資に使うといい
お金は「使えば使うだけ稼げる」
貯蓄というのは最悪な投資効率の悪いお金の使い方
支出を気にするより収入を上げることを考える
収入-支出=貯蓄
生活費を節約して支出を下げたとしても微々たるもの
「節約する」ではなく「収入を増やす」という考え方にシフトすべき
まずはどんなクオリティでもいいからやってみる
経験を積むことで質は自然と向上するもの
実際に動き出してから壁はたくさん出てくる,そこでのわかれ道は、
・やり続けられる人と、途中で諦める人
・反省して改善できる人と、失敗したままやり続ける人
第6章:会社の名刺に頼らないという思考
本当に稼ぎたいんだったら一番時間を奪われている会社員を辞めるのが一番いい
結果がでない人は
・お金をかけない
・時間をかけない
・努力をしない
いますぐ年収2000万円を稼ぐ最終ステップ
・無料から有料に流れる購買意欲を理解する
・まずは惜しみなく情報を無料提供する
・ここは押さえたい、相手に響く情報内容
男性:お金,目標,女性
女性:美容,結婚,幸せ
・オンライン×オフラインという最強の組み合わせ
・「手に入れたい」という想い、「失いたくない」という想い
この2つの欲を適切に刺激してあげることによって、相手を理想の現実へ導くことができる
・教えるスキルを身につける
教えるスキルは、収入を10倍にします
・パソコン1台で時間と場所に関係なくできる「0円起業」
電子書籍,YOUTUBE動画配信,コミュニティの運営,コンサル・・・
・どんな状況でもお金を生む3つの能力
1.コピーライティング→人間の心理を深く理解して、言葉で読者の行動を変える能力
2.パブリックスピーキング→人間心理を深く理解して、話で視聴者の行動を変える能力
3.マーケティング→新しいお客さんを集めること、
および、お客さんの満足度を高めて、商品をリピートしてもらう能力
どれかひとつあれば、自分の強い武器になる
あとがき
Q.「あなたはなぜ成功したと想いますか?」
A.「お金持ちになるために諦めず、常に行動することを惜しまなかった」
「お金持ちになりたい」
そんな気持を諦めずに努力を続ける人だけが、
自由な時間と自由な経済力を得た「幸せなお金持ち」になれる
最大のポイントは、「諦めないこと」「行動すること」
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